マウスピース完成!②(抜歯とアンカースクリュー)
前回の記事では、アタッチメント装着についてお話ししました。今回は、ついに親知らずの抜歯とアンカースクリューの埋入を行った日のことを記録します。結果から言うと、少しトラブルもありました。
問題発生:先生・衛生士・私、全員の認識がズレていた
アタッチメント装着までは歯科衛生士さんが対応していましたが、ここから先生の登場です。
カウンセリングでは「上の左右7番(奥歯)の歯茎(頬側)にアンカースクリューを入れる。ついでに上の親知らず2本を抜く」と聞いていました。
ところがこの日、歯科衛生士さんは上下4本の親知らずを抜く準備をしており、表面麻酔も上下両方に塗布。
一方の先生はアンカースクリューを4本埋入するつもりで準備していたのです。
つまり、私は「上の親知らず2本抜歯+アンカースクリュー2本埋入」のつもり。
衛生士さんは「上下4本抜歯+アンカースクリュー2本」。
先生は「上2本抜歯+アンカースクリュー4本」。
……誰一人、同じ認識ではありませんでした。
思考停止のまま進行
「下の親知らずは抜かないんでしたっけ?」と先生に聞かれた時点で、私は混乱。
結局、話し合いを止める勇気もなく、そのまま上の親知らず2本抜歯+アンカースクリュー4本埋入が行われました。
費用の謎
アンカースクリューは1本33,000円(税込)。最初に支払っていたのは2本分の料金だけ。
つまり、残り2本分はどうなるのか未だに不明です(笑)
この件で学んだことはひとつ——疑問を感じたら、必ずその場で確認すること。
親知らずの抜歯体験
表面麻酔のおかげで、麻酔注射自体はほぼ痛みなし。
私にとっては初めての抜歯でしたが、右上の親知らずはすぐに抜けました。
ただし左上の親知らずは少し手強く、「パキッ」と音がして一瞬ヒヤッとしました。
折れたような音でしたが、処置は無事完了。出血はありますが、痛みは想像より軽かったです。
アンカースクリュー埋入の感覚
続いてアンカースクリューの埋入。
チタン製の小さなネジを、歯茎や骨に固定していくのですが、これも痛みはほぼゼロ。ただ、ネジが「ググッ」と入っていく独特の感覚があります。
私の場合は上顎と上の頬側に計4本入れられました。
処置が終わると、うがいを指示されましたが、麻酔が効いていてほとんどできず。
綿を噛んで止血しながら、しばらく安静にしていました。
今回のまとめ:コミュニケーションは命
- 医師・衛生士・患者の間で認識のズレがあるとトラブルのもと
- 「何本抜くのか」「どこにアンカースクリューを入れるのか」はその場で再確認
- 不安や疑問は遠慮せず質問する
今回のような体験は珍しいかもしれませんが、実際にあり得る話です。矯正治療は長期戦。自分の歯を守るためにも、説明を受け流さない姿勢が大切だと痛感しました。
次回予告
次回は、マウスピースの装着練習と付け外しのポイントについてレポートします。
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